腸閉塞の疑いがあるからと2日間の絶食の後、大きな病院に入院しました。
結局2年前に手術で取った肝臓癌が再発してあちこちに出来ている事がわかり、大手術ながら本人の希望もあって3月2日に手術しました。
結果は癒着を剥がすだけで5時間以上かかり、癌の広がりの予想以上の大きさに体力が持たないとの判断で、そのまま閉じられました。
一日でも長く家で自分らしい暮らしをさせてあげたいと、傷の治りを待って退院する予定でした。
本人には
「肝臓癌は取れたけど、他のは癒着がひどくて取れなかったから、経過を見ながら又1年後位には手術が必要かもしれない」
と伝えました。
それが良かったのか、手術の一応の成功を信じて、義父は退院への努力を続けていて、私達も奇跡が起きて良くなったのかと思った程順調に回復していました。
それが突然の発熱と嘔吐で急変し、12日から毎日通いましたが一刻も油断できない容体になり、15日からは個室に移してもらって24時間交代で家族が付き添っています。
病院からネットを使わないならと許可をもらい、パソコンを病室に持ち込んで仕事をしながら、交代で家に帰った時は、家事やメールの送受信をする休みなしの日が続いています。
今まで介護について語ってきた私が、自分が介護する立場になって初めてわかる事が沢山あります。
今、少し容体も落ち着いて、短い眠りを繰り返す義父を看ながら、初めての介護日記をつけようと思います。
自宅に一緒に帰れる日が来るよう、祈りながら。