2011年12月18日

石飛先生の講演会企画をしました


12月15日吹田市立勤労者会館において
「片山岸辺地区特養・老健合同研修会」として
石飛幸三先生の「平穏死のすすめ」の講演会が開催されました。

私は今年の1月に石飛先生が常勤医を務められている
世田谷区立特別養護老人ホーム「芦花ホーム」を訪れ
先生の講演のpptの最初のタイトル背景になっている屋上からの
富士山を一緒に拝見した仲です(笑)

そんなご縁でこの研修会の企画をいただき、準備を進めてきて
いよいよ実現したわけです。

当日の5時過ぎから待ち合わせのホテルのロビーで、先生が私の顔を
覚えていてくださるかしらとドキドキしながら待ちましたが
エレベーターから降りられた瞬間に笑顔で手を振ってくださったので
嬉しくてこちらもコートを振り回してしまいました。

さっそく、一緒に会場に向かいます。
先生は今年180近い講演や会合などの依頼があったそうで、
その日もスケジュールはいっぱい。
「でも、新幹線でお昼寝してきたから大丈夫だよ」と
謝る私を気遣ってくださる優しい先生です。

会場ではプレゼント用の「平穏死のすすめ」にサインをして
ご持参されたMacBook airをプロジェクターにつないで準備。

「今回は前よりちょっと良くなったよ」と言われるので
期待も大きくなります。

簡単な主催者のご挨拶と先生の紹介が終わると会場は暗くなり
パワーポイントのスクリーンに芦花ホームから見える夕焼けの富士山が
大きく映し出されました。

drisitobi.jpg
ときには厳しい現在の医療への批判も


暗くて先生の姿が見えにくいのが残念でしたが、
静かに先生のお父様がなくなられた時の回想からお話は始まり
時に歯切れのいい江戸っ子弁で医療の矛盾を突き
また、しみじみと自然な死を迎えられるご利用者の様子を語られる
先生のお話に参加された方は皆耳を傾けています。

途中pptのコントローラーのボタンを押し間違えてスクリーンから
画像が消えたり、戻ったりして
「おじいさんにこんな最新の機器を使わせるとこうなっちゃうンだよ」と
おちゃめに会場を笑わせる一場面もありましたが、
最後の近づいた利用者さんのために職員さんが結婚記念パーティーを
開いた動画を音声入りで紹介された時には
会場のあちこちで目頭を押さえる人や、そっと涙をふく姿が見られました。

悲しいから泣いたのではなく、
こんなに穏やかで自然に死が受け入れられることへの感動の涙でした。

多くの方の感動を呼んで、1時間半の講演は終わりました。

その後の質問タイムには介護の仕事をされている方から看取りについての
問いかけがあり、ひとつひとつ丁寧に回答されました。

最後の質問者として、
ご本人の意思を尊重して意識のないご主人に胃ろうをすることを
最後まで拒み続け、在宅で穏やかな死を迎えたというご家族が
立たれました。
「今日のお話を聞いて、私がしたことは間違っていなかったと
実感できました。ありがとうございました」
そう、話された時には先生も感無量の面持ちでした。

司会をされた施設長が思わず言葉が途切れてしまいそうになり
会場は、思いやりの心で満たされていたように思います。

そんなしんみりした時間の後に、いきなり福引大会が始まり
先生のサイン本はじめ、色々な商品の抽選が始まって
先生はプレゼンターに。
福引大会.jpg
著書を手渡す石飛先生

講演会福引.jpg
当選者は先生と握手して嬉しそうです



先生も「こてこての大阪のノリ」を結構楽しまれたようです。


人の縁というのはわからないものです。
先生の著書に感動し、講演をお聞きしてますます共感し
サインをしていただきながら「芦花ホームを見てみたい」と
お願いしたら快く「いつでもいらっしゃい」と名刺を頂いた。
本当にお電話をしたら覚えていてくださって
京都から東京まで出かけて行った。

こんな素晴らしい方に、せっかく巡り会えたのに
そのままにしたくない。
本当にこの目で見たい。
そんな想いが通じて、こうしてご縁ができました。

私はこの出会いを人生の大切な宝だと思っています。

今年福島まで行ってお会いした
在宅看護研究センターLLPの村松静子さん。

心から尊敬する人に出会えること、それは何よりの喜び。
生きてることに感謝する瞬間です。


この日も、私はそんな幸せをかみしめることのできた1日でした。

花束を持つ石飛先生.jpg
花束を贈られ笑顔の石飛先生








posted by 諾 at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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