2009年11月25日

エジプト・トルコ紀行「旅の出会い」

このエジプト・トルコ旅紀行は駆け足で名所を周って、ものすごいハードスケジュール

でしたが、そんな中にも色んな出会いがありました。

猫のいるエジプト.jpg
エジプトでもトルコでも猫と仲良くなった。この猫はエジプト猫


何よりお世話になったのは、現地のガイドさんたち。

エジプトでもトルコでも、ツアーガイドの人たちは地元では「顔」でなかなかの影響力

交渉やトラブル処理も見事にこなします。

そして、何より自分たちの国を愛し、外国人である私たちに自国を知ってもらおうと

懸命で、それぞれ国の歴史や文化や宗教に誇りをもっていること。


エジプトのガイドさんは、イスラムのモスクで、こう言いました。

「私たちはイスラム教徒ですが、イスラムの教えの第一は平和です。テロがエジプトでも

ありましたが、イスラムに対しアメリカが侵略、あれは名前を変えた侵略で、軍隊を

よこさなければ本当はあんなことはないはずなのです。キリスト教徒もイスラム教徒も

仲良く一緒に仕事をしています」ただの観光で終わって欲しくないと言われたようでした。


トルコのガイドのジャンさんも

「トルコでは日本の製品がどの家庭にもあります。日本人はフランスのブランド品を

喜んで買いますが、フランスの家庭には日本製品はほとんどありません。トルコの

農作物や製品をもっと日本人が知って経済発展に協力して欲しいです」

とトルコの経済事情を

詳しく話してくれました(結構、寝てた人もいましたが)

トルコのジャンさん.jpg
ちょっとショーンコネリー似のジャンさんは経済問題に明るい


私はこんな風に日本を愛しているだろうか?と、自分に問いかけてしまうくらいです。

今の日本で、こんなに日本という国を愛している人がどのくらいいるでしょうか?


エジプトのガイドのアシスタントのレモン君。23歳の彼はガイド見習いで日本語はまだまだですが

一生懸命でポーターよりもウエイターよりも良く働いて骨惜しみをしません。

エジプトのレモン君.jpg
名前に負けず笑顔がさわやかなアシスタントのレモン君。


「次に来たときは、ボクがガイドでーす」と愛嬌を振りまいて、まめに世話してくれました。

一人前のガイドになるために、いじらしいほどでした。

イスタンブールの街で出会ったムラッドは、博物館に勤めていて日本語の勉強のため

休みの日には、歴史地区の公園で日本人観光客相手に練習をしているそうです。

トルコのムラッド君.jpg
日本人に怪しげに見られてしまうムラッド君はとても親切で勤勉


スリなどの犯罪者も多いと注意されているため、なかなか相手になってくれないと嘆いていました。

私たちに別れ際、ローマ字の簡単な本(子供向けの教科書など)がないかと聞き

あれば勉強のために送って欲しいと言いました。

帰ったら探して送るからと、約束をしました。

若い彼らが、勉強や仕事に打ち込む姿は清々しいです。


旅先で出会った人たちには、もう二度と会うことはないかもしれません。

でも、車に手を振ってくれたエジプトの学生たちや、空港や駅で恥ずかしそうに近寄ってきた

トルコの子供たち。

警備の最中、仕事の合間に一緒に写真を撮らせてくれた、トルコの若い兵士。

トルコの兵士.jpg
忙しい合間を縫って一緒にチーズ。表情は硬いけど態度は優しい


日本では、出会うことのない種類の人たちとの小さな出来事が、貴重な思い出として

心に残りました。

自由行動で出かけたイスタンブールの博物館で、警備の人たちにとても親切にしてもらい

日本語でたくさん話しかけられたこと。

返事をしたら、知ってるだけの日本語を言っただけで、後は通じなかったりするのに

「あっちむいてホイ」を知ってるからと、一緒にやらされたりしたこと。

モスクでスカーフを被ったおばあさんに、にっこりと笑いかけられて頭を下げられたこと。

言葉がまったくわからないけど、笑顔だけは全世界共通だといまさらながら再発見です。


私たちは言葉がわかる分、言葉に頼りすぎかもしれません。

ちいさな仕草や、表情や、行動でお互いの心が通じることを忘れてしまっているかも。


言葉を交わさなくても、瓦礫の山のような崩れかけた家に住む人たちの姿や、夕暮れの街で

ティッシュペーパーを買い物客に売っていた子供たちの姿に、今の生活を見直したり

手織りの絨毯を織る若い女性の姿に、労働の意味を考えたりしました。

少し世界を見渡せば「幸福」の許容範囲は、私が思っているよりもずっと広いと気付きます。

自分の目で見ることは、インパクトがあります。


帰ってから、何も欲しくありません。働いて、食べて、寝て、家族と健康と笑顔があるなら

幸せだと思えるようになりました。

このシンプルな幸せを忘れかけたら、またエジプトかトルコに行きたいと思います。

そのときは、日本のお土産を沢山持って行きたいなぁ。




posted by 諾 at 00:14| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
諾ちゃんへ

URL教えてくれてありがとうです。<m(__)m>

いやいや〜〜一気に読ませてもらいました。うんうん。なんかいいですね。諾ちゃんブログのファンになりそうです。
エジプトかあ〜念願叶ってホントよかったねえ〜。

・・・ということで、足跡残しとこっと(^_^)v   ではまたメールします。
Posted by シュウ at 2009年11月25日 18:05
シュウさん、来てくださってありがとう。

いつでも、あったかくて涙がでます。
ほんと、夢がかなってよかった〜。

次は周りの人の夢をかなえるお手伝いをしますよ〜!

Posted by 諾 at 2009年11月26日 01:05
はじめまして、嘉川と申します。

昨日トルコ旅行から帰ってきました。
実は、トルコで現地ガイドだったジャンさんとFacebookでまた会いましょう!と約束したのですが、スペルをきちんと確認しなかったため探せず、ネット検索していたところ、こちらのブログにたどり着き、ジャンさんが写っている写真を見つけたという次第です。

ブログを読ませていただいて、エジプトにも行きたくなりました。
そして旅の思い出って、やはり人と人とのコミュニケーションが一番印象に残るものですね。。。
私も旅行するたびに、そう感じています。

そこで、突然のコメント(お願い)で大変申し訳ないのですが、もし、ご存知で差し支えなかったら、ジャンさんのフルネームを教えていただけないでしょうか?

宜しくお願いいたします。
Posted by yoshikawa akiko at 2013年01月21日 18:33
嘉川さん、トルコいかがでした?
コメントからはとっても楽しかった様子が伝ってきました。
私は一度行っただけですが、トルコが大好きになりました。
エジプトは今、少し政情不安なのでとても良いときに行ってきたなあと思っています。
さて、ジャンさんのフルネームなのですが、私も覚えていないのです。
たしか難しい苗字だったと思います。
とても、素敵な人でしたね。私もFBで探してみますが、今のところは不明です。
あの時友達になったトルコのムラッド君とは今も時々FBでメッセージのやり取りをしているので、念のため訊いてみます。
トルコ政府公認ガイドは9000人もいるそうですから、難しいかもしれませんね。
Posted by 諾 at 2013年01月30日 13:53
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