2010年09月22日

平穏死のすすめ


最近『平穏死のすすめ』という本を読みました。

石飛幸三というお医者様が書いた本です。


医療の最先端で活躍された石飛先生が、

特養ホームの常勤の配置医になって

感じたこと、行ってきたことを通じて、

人間の最後に医療と介護が行うべきことは何かを

書いておられます。


それは「どのように死にたいか」

私の義母は、離れた長男が死に目に会えるようにという目的で

点滴をどんどん注ぎ込まれ、喉に酸素の管を入れられ、

心臓を無理やり動かされて「生きさせられ」ました。


溺れた人のように水ぶくれになった義母を、可哀想で見ていられず

病院を恨み、最新医療を恨みました。


義父は生きることに強い執着を持っていましたし、自分の体力も

自信のある人でしたが、病気で口から食べられないとわかると

急速に生きる気力を失っていきました。


最後は形ばかりの酸素マスクで、家族に見守られて

穏やかに静かに息をひきとりました。


きれいな眠っているような姿でした。



その石飛先生のプライベートな講演会があるとのことで

直接お話をお聞きしてきました。


物静かな外見とは違い、熱い人間愛に溢れた、厳しくも優しい方でした。


鳥海先生の講演も同時にあって、豪快で包容力のある人柄に

すっかりファンになりました。


お二人とも「死を受け入れる」事は本人だけの問題ではなく

社会全体で老人の死「老衰」を受け入れることが必要だと

話されました。


それは確かに「よく生きる」ことであり、「よく死ぬ」ことなのです。


私の実家の両親は健在です。

でもいつか老いと死がやってきます。

そのとき、私はどのようにふたりの死を受け止めるでしょう。

自分は?


自分用以外に、友達と「平穏死」について語り合いたいと、

もう1冊買いました。

私がお金持ちなら、知っている人全てに配りたいくらいです。

とても良い本です。

石飛先生の生き方に、自分も死ぬまでにどう生きるかと考えます。


やるべきことをやらなくちゃ・・・人生を考える秋ですね


講演会パーティー.jpg
鳥海先生と石飛先生と


posted by 諾 at 15:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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