2011年11月01日

心と絆といのち

村松静子さんから本をいただきました。

これは『看護実践の科学』という35年以上も歴史のある
看護の総合雑誌の1998年1月号から
1999年6月号までの18回にわたって
掲載されたものを1冊の本にまとめられたものです。

10年以上も前の原稿をそのままにまとめられたとの
ことでしたが、村松さんの姿勢はそのころから
微動だにしていないことが、よくわかりました。

実は送ってくださるとお聞きしていたので
首を長くして待っていました。

届いた本は120ページの四六版の赤い表紙が印象的な本
厚さもそれほどなくて、一晩、いえ2時間で読み終える
と、思いました。

でも、読み終えるのに3日もかかり
本は届いた日からずっと自宅ではテーブルに
出かけるときはバッグにありました。

いつもはあきれられるほど読むのが早いのです。

内容が専門的で難しかったとか
看護に関係ない私には興味がわかなかったとか
そんなことでは、決してありません。

むしろ、とてもわかりやすく易しい言葉で書かれていました。
短編集のように毎回少しずつ違う状況でのことや
違う事柄について書かれているのですが
ずっと、同じなのです。

村松さんが患者さんやご家族をみつめる視線も
向き合う姿勢もずっと、まったく変わらないのです。

それは、まるで小さな身体で太洋を渡ってくる
渡り鳥のように、目指すところを決して見失わず
確かな羽ばたきで飛び続けているようです。

村松さんはあんなにも人に優しいのに
自分にはこれほどまでに厳しい
実践すること
これ以外に求めるものに到達する道はないと
明言され、まさしく実践されています。


看護師が開業するということが、実は他の訪問看護と
どう違うのか?わかっていませんでした。

でも、この本を読んで村松さんが何を目指しているのかが
とても良くわかりました。
そして『看護』と言うのは本当はどういうものなのかも。

私が20歳のときにこれを読んでいたら、
迷うことなく看護の道に進んだだろうと思います。
世のため人のためには、この齢になってて幸いでした。


私が読むのに時間がかかった理由はもうひとつ。
私は村松さんとお会いしています。
あの声、心の中のもつれた気持ちを穏やかに
解きほぐしてくれるような語り口、
この本を読むと、村松さんからお話を聞いているようで
次々と終わらせてしまうのが惜しかったのです。

この本は看護のプロ、
本当の看護とはなにかを求める人のための本ですが
ひとりの素晴らしい女性の生き方が
立ち上ってくる本でもあります。

より良く生きたいと願っている人なら
きっと得るものがあると思います。

でもナースでない私が村松さんの弟子にしていただくには
もう少し修行が必要だと気付きました。
だから、私が成長したら「村松先生」と
呼ばせていただけるよう、改めて弟子入りを
お願いしようと思います。

がんばろう、私。




posted by 諾 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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